OpenAI アジア初オフィスを「東京」へ、日本語特化の『GPT-4カスタムモデル』も発表　地元企業や行政との連携も強化

2024年4月17日の最新AIニュース、OpenAIのアジア初となるオフィス開設についてです。今回の最新AIニュース、ポイントは以下の通りです。

2024年4月15日㈪にサム・アルトマン（Samuel H. Altman）氏創業のOpenAIより、アジアで初となるオフィスを東京に開設したことが発表されました。OpenAI本社はアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにあり、人工知能研究を専門とする企業です。東京オフィスは、サンフランシスコとロンドンに続く第三の国際オフィスとなります。

OpenAI Japanの代表執行役員社⻑には長崎忠雄氏が就任。長崎氏は、Amazon Web Services Japan（AWS Japan）の社長を務めていた経験があり、「私はテクノロジー業界に身を置いて25年以上が経過した。その間、様々なお客様と対話を重ね、新しいテクノロジーを日本のお客様に使っていただくか、ということについて、私なりの対話をして培ってきた。AIはまさに始まったばかりであり、飛躍的に進化していく。日本のお客様との対応を重ね、いまだかつて考えられていない事例を、今後数年かけて作っていきたい」と就任のメッセージを述べました。

日本語に特化したGPT-4カスタムモデルの導入も発表され、今後数カ月以内に利用可能となる予定です。

また、地元企業や行政との協力についても積極的な意向を表明しており、ChatGPTなどのAIツールで生産性向上を図るとしています。公式ページの締めくくりには地方の過疎化と労働力不足への貢献についても触れられています。なお、OpenAI Japanでの採用情報も公開されています。