ショートQ&Aコーナー
- gpt2-chatbotってなんだろう?→各社公式未発表で、GPT-4.5かGPT-5といった新モデルの可能性があると話題になっているもの
- gpt2-chatbotについてわかっている情報は?→当記事で独自調査7つをご紹介
- gpt2-chatbotはChatGPTと関係があるの?→サム・アルトマン(Sam Altman)氏がXで発信
2024年4月30日㈫に突如現れたgpt2-chatbotとはなんだろう?と気になっている方が多いのではないでしょうか。本記事では「クラベルAI」運営事務局の独自調査によってわかったgpt2-chatbotに関する現状の最新情報をご紹介いたします。
なお、いずれも本記事公開までに各社の公式発表はまだ「ない」ため、ご自身でも更なる調査を行い、情報の取捨選択をすることを強く推奨いたします。
まずは「gpt2-chatbotとは?」というところから見ていきましょう。
目次
gpt2-chatbotとは?
2024年4月30日に突如現れたgpt2-chatbotとは、GPT-4やClaude 3 Opusが解けなかった高度な問題も対応する、GPT-4.5かGPT-5といった新たなモデルの可能性があると話題になっているものです。
gpt2-chatbotは、カルフォルニア大学バークレー校の学生と教授陣によって設立された研究組織LMSYS Org(Large Model Systems Organization)が作った、各チャットモデルの出力を評価できるウェブサイト「Chatbot Arena」でみつけられ、その情報を基にXでは様々な投稿が発信され話題になったのです。
次に、gpt2-chatbotの性能や現状わかっている情報をみていきましょう。
gpt2-chatbotの性能やその他の情報
「クラベルAI」の独自調査では、gpt2-chatbotの性能やその他に2024年4月30日㈫時点でわかっている情報は以下の7つです。
- GPT-3.5とGPT-4.0の間ぐらいの性能で、GPT-4.5かGPT-5といったOpenAIの新たなモデルの可能性があると話題になっている
- GPT-4やClaude 3 Opusが解けなかった高度な問題にも対応した
- OpenAIと似たトークン体系で他とは異なるシステムが採用されている
- プレーンテキストによる視覚的表現技法「アスキーアート」が生成できる
- 他モデルに比べ理能力が高く、より精度が高く自然な回答が得られる
- GPT-4が1日あたり2400件の使用制限に対し、gpt2-chatbotは1日当たり8件の使用制限がある
- サム・アルトマン(Sam Altman)氏がgpt2-chatbotについてXで発信をしている
なお、2024年4月30日㈪18:49時点では各社からgpt2-chatbotについての公式発表はなく、主にSNS上(特にX)での議論にとどまっています。一方、X上ではOpenAIの創設者であるサム・アルトマン(Sam Altman)氏への言及も増えており、サム・アルトマン(Sam Altman)氏本人の投稿も発信されています。
gpt2-chatbotに対するサム・アルトマン(Sam Altman)の反応
OpenAIの創設者であるサム・アルトマン(Sam Altman)氏は、X上でgpt2-chatbotに対して「i do have a soft spot for gpt2(私は gpt2 に弱いところがあります)」と投稿し、本件に関する反応を示しています。
i do have a soft spot for gpt2
— Sam Altman (@sama) April 30, 2024
また、投稿は2回行われており、そのうち1つは既に削除され後に投稿された内容のみが残っています。具体的には、「i do have a soft spot for gpt-2(私は gpt-2 に弱いところがあります)」と投稿した後の6秒後に「i do have a soft spot for gpt2(私は gpt2 に弱いところがあります)」と投稿されており、「gpt2」を「gpt-2」と変更していました。
この投稿から確実な情報はわからないものの、gpt2-chatbotとChatGPTが何らかの関係があり、今後公式の発表がある可能性は高いと考えることができるでしょう。
リテラシーを高めてgpt2-chatbotなどAI最新情報の取捨選択ができるようになろう
gpt2-chatbotをはじめとするAI関連の情報が毎日のように更新される現代社会において、リテラシーを高め情報の取捨選択ができるようになる必要があります。
情報の質を判断するには、「情報の発信元が信頼できるソースであるか」「最新のものであるか」、そして何よりも「自分の状況や目的に合致しているか」を検討する必要があります。また、情報の過剰摂取は混乱を招くだけでなく、重要な情報を見落とす原因ともなり得るため、適切な情報の選択は、効率的かつ効果的な意思決定に不可欠です。
このようにして情報の取捨選択を行うためには、自分自身の目的と目標を明確にし、それに基づいて情報をフィルタリングする技術を磨くことが求められます。AIの進化に伴い、自動的に情報を整理し、重要なものを強調するツールも登場していますが、最終的な判断は人間の手に委ねられます。したがって、リテラシーを高め、限りなく正しいまたは自分の目的に適した情報を選択できるよう努力することが大切です。
クラベルAIではAI活用における、誰に・何を・どう聞けばいいの?というところから、AIを使った大規模開発の相談まで、何度でも無料でご相談いただけます。場合によっては適切なパートナーをご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。
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