再現率(Recall)
再現率(Recall)は、機械学習やデータ分析において、モデルが実際に陽性であるデータをどれだけ正しく認識できたかを示す指標です。特に、陽性のデータを見逃すことが問題となる場合に重視されます。
計算式
Recall=真陽性(TP)真陽性(TP)+偽陰性(FN)\text{Recall} = \frac{\text{真陽性(TP)}}{\text{真陽性(TP)} + \text{偽陰性(FN)}}
- 真陽性(TP): モデルが正しく陽性と判断したデータの数。
- 偽陰性(FN): 実際には陽性なのに、モデルが陰性と判断したデータの数。
再現率(Recall)が高いと、モデルが陽性のデータを多く正しく検出できていることを意味し、特に医療診断や不正検出などで重要な指標となります。
再現率(Recall)関連用語
再現率(Recall)に関連する単語は以下の通りです。
- 混同行列(Confusion Matrix)
- 適合率(Precision)
- F1スコア
再現率(Recall)やさしい解説
再現率(Recall)は、AIが「本当に必要なもの」をどれだけ見つけられたかを示すものです。簡単に言うと、正しく見つけた陽性の数の割合です。
例えば、あなたが宝探しをしているとします。たくさんの宝物がある中で、あなたが見つけた宝物のうち、本当に宝物だったものの割合が再現率(Recall)です。
- 宝物が100個あったとして、あなたが80個見つけたけれど、実際にはその中の10個は宝物じゃなかったとします。
- それでも、90個の宝物があった場合、あなたが見つけた宝物の中で、本当に宝物だったのは80個です。
この場合、再現率(Recall)は次のように計算されます。実際の宝物が90個で、あなたが見つけたのが80個です。
つまり、再現率は80/90、約89%となります。これは、あなたが宝探しで本当に必要なものを89%見つけたという意味です。再現率(Recall)が高いほど、見逃しが少ないということです。
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