2024年5月22日㈬の最新AIニュース、Microsoftが発表した新しいAI特化型PCのCopilot+ PCについてです。今回の最新AIニュース、ポイントは以下の通りです。
この記事のポイントは?
- MicrosoftがCopilot+PCでAI特化型PC発売を発表。
- Copilot+PCでは40TOPS(毎秒1兆回の演算)以上の性能を持つ新しいシリコンを搭載し、AIワークロードの実行で最大20倍の性能と最大100倍の効率性を実現。
- Copilot+PCは1回の充電で最大22時間のビデオ再生、15時間のウェブブラウジングが可能で、Apple MacBook Air 15と比較してバッテリー効率が最大20%向上。
- 新機能の「Recall機能」は、ユーザーの経験に基づいて情報を整理し、探しているものを直感的に見つけることができる。PC上で見たことや行ったことを効率的に記憶・再発見できる。
- 「Cocreator機能」は、手書きと文字を組み合わせたプロンプトでリアルタイムにAI画像を生成・編集でき、無限の画像生成が可能に。
- MicrosoftはAcer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Samsungといった主要OEMとのパートナーシップを締結。
- 2024年6月18日から最低価格999ドルでCopilot+ PCを販売。
2024年5月21日㈪、Microsoftは最新の革新的な製品としてCopilot+ PCを発表しました。このPCは、Windows 11の最新機能と高度なAI技術を統合し、ユーザーの生産性と創造性を大幅に向上させることを目的としています。Copilot+ PCは、これまでにない高速かつインテリジェントな性能を提供し、バッテリーの持続時間や処理速度の面でも他のPCを大きく凌駕し注目を集めています。
Copilot+ PCの特徴
Copilot+ PCは、新しいシリコンを搭載し、40TOPS(毎秒1兆回の演算)以上の計算能力を誇ります。これにより、AIワークロードの実行において最大20倍の性能と最大100倍の効率性を実現します。また、バッテリー駆動時間は1日中持続し、1回の充電で最大22時間のビデオ再生や15時間のウェブブラウジングが可能です。
インテリジェントな機能
Copilot+ PCには、ユーザーの生産性を向上させる多くのインテリジェントな機能が搭載されています。例えば、Recall機能は、PC上で見たことがある情報を効率的に再度見つけることができます。他にも、Cocreator機能を使用すると、手書きや文字によるプロンプトでリアルタイムにAI画像を生成・編集することができます。さらに、ライブキャプション機能を使って、40種以上の言語から英語に音声を翻訳することも可能です。
パートナーシップと価格
Microsoftは、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Samsungといった主要なOEMとパートナーシップを締結して、Copilot+ PCを販売します。2024年5月21日から予約受付を開始し、2024年6月18日に販売開始予定で、最低価格は999ドルです。Microsoftは、この価格は、同様のスペックを持つ他のデバイスよりも最大200ドル安価としています。
新しいSurface Laptop
同時に発表された新しいSurface Laptopも注目を集めました。13.8インチと15インチのディスプレイを備え、超薄型ベゼル、AI強化カメラ、プレミアムオーディオ、ハプティクス機能付きタッチパッドを搭載しています。Surface Laptop 15インチでは最大22時間、13.8インチでは最大20時間のビデオ再生が可能です。また、新しいSurface Proフレックスキーボードは2in1設計で、Surfaceスリムペンの収納・充電機能も統合されています。加えて、これまで発表してきたキーボードと異なり、本体とキーボードが離れていても操作が可能になっています。
高性能プロセッサ
最初のCopilot+ PCはSnapdragon® X EliteとSnapdragon® X Plusプロセッサを搭載し、QualcommのカスタムCPU Oryon™により、高性能とバッテリー効率を実現しています。将来的には、NVIDIA GeForce RTXやAMD Radeonといった強力なグラフィックカードと組み合わせたデバイスも提供される予定です。
出典:『Introducing Copilot+ PCs』(https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/05/21/240521-introducing-copilot-pcs/)
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