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Meta最新モデル「Llama 3」を発表 GPT-3.5も上回るパフォーマンスと評価

Meta最新モデル「Llama 3」を発表 GPT-3.5も上回るパフォーマンスと評価

2024年4月24日の最新AIニュースは、Meta社の最新の大規模言語モデルとなる「Llama 3」の発表についてです。今回の最新AIニュース、ポイントは以下の通りです。

この記事のポイントは?

  • Meta社が最新の大規模言語モデル「Llama 3」を発表
  • Llama 3はクラウドプロバイダーやモデルAPIプロバイダーなどを含むすべての主要なプラットフォームで利用できるようになる予定
  • Llama 3は前モデルLlama 2から大幅に性能が向上、特に複雑な推論やコード生成、命令に従う能力が改善
  • Llama Guard 2とCode Shieldなどの新しい安全対策ツールを導入し、モデルの責任ある使用を支援
  • 今後数ヶ月で新機能を含むモデル更新が行われ、さらなる性能向上が期待される

2024年4月18日㈭に、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏創業のMeta Platforms, Inc.(以下、Meta社)が、最新の大規模言語モデル「Llama 3」を発表しました。この新モデルは開発者や研究者が自由に利用できるようになることが期待されており、様々なプラットフォームでの活用が可能になるとされています。

Meta社による Llama 3 のパフォーマンス比較表 (左)8Bの比較表 (右)70Bの比較表

Llama 3は、8Bおよび70Bのパラメータを持つモデルで、前モデルLlama 2と比較して大幅な改善がみられます。これらの数値は、他ベンチマークとするGoogleの「Gemma 7B」やMistral AIの「Mistral AI 7B」のパフォーマンスを上回る数値となっており、Meta社は現状最先端のパフォーマンスとしています。

Meta社独自の人間による評価の集計結果を表すグラフ

なお、Meta社が行った独自評価項目を用いた人間による評価の集計結果では、Llama 3の70BはClaude Sonnet、Mistral Medium、GPT-3.5、Meta Llama 2といった他ベンチマークと比べ、いずれも半数以上の評価項目において優っているという結果になりました。

Meta社の現状最先端のパフォーマンスを発揮するLlama 3ですが、間もなく、クラウドプロバイダーやモデルAPIプロバイダーなどを含むすべての主要なプラットフォームで利用できるようになるとしています。なお、このモデルの安全な使用を確保するため、「Llama Guard 2」や「Code Shield」や「Cyber​​Sec Eval 2」などの新しい安全対策ツールも導入されています。

今後数か月にわたって、マルチモーダル機能、複数言語での会話機能、より長いコンテキストウィンドウ、より強力な機能など、いくつかの新機能を備えた複数のモデルがリリースされる予定となっています。

出典:『Meta Llama 3: The most capable openly available LLM to date』( https://ai.meta.com/blog/meta-llama-3/

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