2024年6月6日㈭の最新AIニュース、OpenAIの新たなプログロム「OpenAI for Nonprofits」についてです。今回の最新AIニュース、ポイントは以下の通りです。
この記事のポイントは?
- 「OpenAI for Nonprofits」により、非営利団体が割引価格でGPTが利用できるように。
- ChatGPT Temプランは「1ユーザーあたり月額20ドル(通常25ドル)」になる。
- ChatGPT Enterpriseプランは「50%割引(通常価格は要問合せ)」になる。
- 適応は非営利団体である必要がある。
- オンライン申請をして審査によって適応が決定する。
2024年5月30日㈭にOpenAIは「OpenAI for Nonprofits」という新たな取り組みを発表しました。「OpenAI for Nonprofits」とは、非営利団体の運用上の課題、限られた資金、人員不足により、社会的な影響力が制限されるといった障壁を克服し、より少ないリソースでより多くの成果を達成できるように支援する目的で始まった取り組みです。
「OpenAI for Nonprofits」は非営利団体でなければ適応されません。ただし、学術機関・医療機関・宗教機関・政府機関は対象外となっております。
適応対象となる非営利団体は。ChatGPT Temプランを1ユーザーあたり月額20ドル(通常25ドル)で利用できます。大規模な導入を検討している大規模非営利団体はChatGPT Enterpriseプランを50%割引で利用できます。なお、ChatGPT Enterpriseプランの詳細な料金はChatGPTの営業チームへの連絡が必要です。また、これらのプロジェクトプランはそれぞれ該当するプランと同様の機能(GPT-4oなど)が使えます。
この取り組みの具体的な成功事例として、ブラジルの女性と少女に対する暴力を根絶することに専念する非営利団体のSerenas(セレナ)でのプラン適応が挙げられています。Serenas(セレナ)はChatGPTを活用して、効果的な助成金申請書を迅速に作成し、新しい寄付者テンプレートに合わせてコンテンツを調整し、英語とポルトガル語の両方で資料を作成しました。これにより、グローバルな資金源獲得が実現されています。この成功について、創設者のAmanda Sadalla(アマンダ・サダーラ)氏は『非営利部門が直面している人材の課題に対処するため、ChatGPT は国際的な寄付者とのつながりを大幅に簡素化しました』と述べています。なお、OpenAI公式サイトでは他にもプロジェクトの具体的な成功事例を紹介しています。
出典:『Introducing OpenAI for Nonprofits』(https://openai.com/index/introducing-openai-for-nonprofits)
『OpenAI for Nonprofits』(https://help.openai.com/en/articles/9359041-openai-for-nonprofits)
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