ショートQ&Aコーナー
- Xでよく見るKling(クリング)ってなに?→中国、快手科技有限公司(クアイショウ)開発の動画生成AI
- Kling(クリング)の使い方や価格は?→詳しい使い方や価格はまだ不明(一般ユーザーは利用制限アリ)
- Kling(クリング)の登録手順は?→全7ステップ図解付きで紹介!
- Kling(クリング)とSora(ソラ)の比較が気になる!→実際に作られた動画と機能面で比較!
X上で「Sora越えか!?」と話題になっているKling(クリング)。一体なんなのか、どんなAIツールなのかと気になっている方も多いでしょう。
Kling(クリング)とは、中国の快手科技有限公司(クアイショウ)によって開発された動画生成AIです。最大2分間の動画をテキストから生成でき、より自然な映像を作り出せるということで話題になったのです。
この記事では、Kling(クリング)とは?というところから使い方や中国電話番号の取得方法も紹介しています。また、Kling(クリング)は2024年6月時点では今すぐの利用がきず、まずはウェイティングリストへの登録が必要です。登録手順は図解付きとなっていますので、この記事を見ればわかりやすく簡単に登録を済ませることができるでしょう。
まずはKling(クリング)とは?というところからみていきましょう。
目次
Kling(クリング)とは?
Kling(クリング)とは、中国の快手科技有限公司(クアイショウ)によって開発された動画生成AIです。
快手科技有限公司(クアイショウ)は、宿華(シュウ・ホア)と程一笑(チェン・イーシャオ)が共同創業の、中国の大手ソーシャルメディア企業です。現在は宿華(シュウ・ホア)が代表を務め、TikTokと類似するショートビデオアプリ「快手(クアイショウ)」も運営しています。
2024年2月にOpenAIがだしたsoraと比較して、生成された動画のクオリティが高いとして評判になり、SNS上で話題になったのです。
Kling(クリング)の使い方
Kling(クリング)の詳しい使い方はまだわかりません。というのも、2024年6月時点では事前登録(ウェイティングリストへの登録)ができるのみで、一般ユーザーの使用は制限されているためです。
事前登録(ウェイティングリストへの登録)のやり方を以下で紹介していきましょう。
Kling(クリング)の登録手順
Kling(クリング)の登録手順(ウェイティングリストへの登録)は以下の通りです。(記事を少し読み進めると、登録手順が画像付きで確認できます)
- 1.快影(かいかげ)をダウンロードする。
- 2.「用户协议及隐私政策」(ユーザー規約およびプライバシーポリシー)の「同意并进入」(同意して進む)を選択する。
- 3.「AI创作」(AI創作)を選択する。
- 4.「申请体验」(申請体験)を選択する。
※パンダがギターを弾いているイラストが目印 - 5.「其他方式登录」(その他の方法でログイン)を選択する。
※「登录即表示已阅读并同意《用户协议》和《隐私政策》」(ログインすることで《ユーザー規約》および《プライバシーポリシー》を読み、同意したことになります。)にもチェックする。 - 6. 「手机号登录」(電話番号でログイン)の下記情報を入力してから、「登录」(ログイン)を選択する。
・「输入手机号」(電話番号を入力)
・「输入验证码」(検証コードを入力) ※「获取验证码」(検証コードを取得)
※「登录即表示已阅读并同意《用户协议》和《隐私政策》」(ログインすることで《ユーザー規約》および《プライバシーポリシー》を読み、同意したことになります。)にもチェックする。
※パスポートの提出と確認を済ませておく必要があります。(手続きが済んでいないとSMS認証コードが届きません。) - 7.「申请已提交」(申請が提出されました)画面がでたらKling(クリング)のウェイティングリストへの登録は完了です。
画像付きの登録手順もご用意いたしましたので、併せてご確認ください。
登録手順その1|快影(かいかげ)をダウンロードする。
Kling(クリング)の登録手順その1は、「快影(かいかげ)のダウンロード」です。
iOS用ダウンロードリンク :App Storeでダウンロード
Android用ダウンロードリンク:Google Playでダウンロード
登録手順その2|「用户协议及隐私政策」(ユーザー規約およびプライバシーポリシー)の同意を選択する。
Kling(クリング)の登録手順その2、「用户协议及隐私政策」(ユーザー規約およびプライバシーポリシー)の「同意并进入」(同意して進む)を選択しましょう。
登録手順その3|「AI创作」(AI創作)を選択する。
Kling(クリング)の登録手順その3、「AI创作」(AI創作)を選択しましょう。
登録手順その4|「申请体验」(申請体験)を選択する。
Kling(クリング)の登録手順その4、「申请体验」(申請体験)を選択しましょう。
※パンダがギターを弾いているイラストが目印
登録手順その5|「其他方式登录」(その他の方法でログイン)を選択する。
Kling(クリング)の登録手順その5、「其他方式登录」(その他の方法でログイン)を選択しましょう。
※「登录即表示已阅读并同意《用户协议》和《隐私政策》」(ログインすることで《ユーザー規約》および《プライバシーポリシー》を読み、同意したことになります。)にもチェックします。
登録手順その6|「手机号登录」(電話番号でログイン)で情報記載し、「登录」(ログイン)を選択する。
Kling(クリング)の登録手順その6、「手机号登录」(電話番号でログイン)の下記情報を入力してから、「登录」(ログイン)を選択しましょう。
※「登录即表示已阅读并同意《用户协议》和《隐私政策》」(ログインすることで《ユーザー規約》および《プライバシーポリシー》を読み、同意したことになります。)にもチェックする。
※パスポートの提出と確認を済ませておく必要があります。(手続きが済んでいないとSMS認証コードが届きません。)
- 「输入手机号」(電話番号を入力)
- 「输入验证码」(検証コードを入力) ※「获取验证码」(検証コードを取得)
登録手順その7|「申请已提交」(申請が提出されました)画面でウェイティングリストの登録完了。
Kling(クリング)の登録手順その7、「申请已提交」(申請が提出されました)画面がでたらKling(クリング)のウェイティングリストへの登録は完了です。
Kling(クリング)の価格
Kling(クリング)は、2024年6月時点ではデータ版がリリースされております。気になる価格ですが、公式サイトに価格は記載されておらず、具体的な金額はわかっておりません。
Kling(クリング)の後に話題になったLuma AIは、解像度が1,080pでKling(クリング)と同数値となっており、月30回まで無料で動画生成できます。Kling(クリング)がそれを上回るのかどうかというのも期待されるポイントでしょう。
中国電話番号の取得方法
Kling(クリング)を利用するには、SMS認証を行うために中国の電話番号を取得する必要があります。中国の電話番号を取得する方法としては、中国の通信キャリア(China Mobile、China Unicom、China Telecom)からSIMカードを購入するか、バーチャル電話番号サービスの利用が考えられます。
短期間の利用であればバーチャル電話番号サービス、長期間で利用であれば現地の通信キャリアからSIMカードを購入するのが適しているでしょう。それぞれの方法を検討し、自分のニーズに合った方法で中国の電話番号を取得してください。
Kling(クリング)とOpenAI Sora(ソラ)の動画比較
Kling(クリング)とOpenAIが出したSora(ソラ)の実際に生成された動画を比較してみてみましょう。
Kling(クリング)
Prompt - A instructional cooking session for homemade gnocchi hosted by a grandmother social media influencer set in a rustic Tuscan country kitchen with cinematic lighting
We ran this Sora prompt through https://t.co/b3r1M1UT3R to generate BGM
Sora X https://t.co/b3r1M1UT3R 🔥 https://t.co/w5t7OrZsKK pic.twitter.com/XsbBGxvgpF
— Beatoven.ai (@beatovenai) February 17, 2024
Sora(ソラ)
Kling(クリング)とOpenAI Sora(ソラ)の機能比較
機能面を比較すると以下のようになります。
Kling(クリング) | Sora(ソラ) | |
---|---|---|
開発企業 | 快手科技有限公司(Kuaishou Technology) | OpenAI |
動画生成時間 | 最長2分 | 最長1分 |
解像度 | 最大1080p | 以下の範囲内で解像度を自由に変更できる。 ・横1920×縦1080 ・横1080×縦1920 |
主な機能 | 3D時空間共同注意メカニズム、物理特性のシミュレーション | テキスト生成技術、高度なカスタマイズ機能 |
Kling・Sora・VEO・Lumaと動画生成AIを使ってみよう!
公開されたデモ動画を見て、その精度にXで話題となったKling(クリング)ですが、利用には中国電話番号の取得が必要だったり、事前登録(ウェイティングリストへの登録)ができるのみで、6月時点では一般ユーザーの使用は制限されています。また、OpenAIのSoraも6月時点では利用ができない状況で生成AI活用者にとってはもどかしい状況となっていたことでしょう。
そんな中、以下のような主要企業の動画生成AIや話題の動画生成AIも日々増えつつあります。
- 快手科技有限公司(クアイショウ):「Kling(クリング)」
- OpenAI:「Sora(ソラ)」
- Google:「VEO(ベオ)」
- Luma AI:「Luma(ルーマ)」
色々な動画生成AIがありますが、まずは直感で気になったものから触ってみるというのがAI活用の一歩になります。この機会にぜひ動画生成AIを使ってみてはいかがでしょうか。
なお、クラベルAIではAI活用の第一相談所として、AIツールやAIベンダーの利用を検討する方と、利用をサポートする方のマッチングを行っております。相談は何度でも無料ででき、比較検討(クラベル)ところからサポートいたします。利用の有無にかかわらず、ぜひお気軽にご相談ください!
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